地図

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地図



倦怠の上に散る無音

届けられない伝言は、

透明な繋がりを走らす。


弾け散る 視線の花びら

解体と、解体を、むすぶ関係。


闇の沈んだ色

を、追いかける砂浜

の、水銀灯の暴力

走る眠らぬ道。

光の沈んだ海を引き寄せて

弓張り月が落ちていく。


ニブン ノ イチ の夢

視られて夢を見ようとする。

すり替えられた窓辺の景色には、

白爪草、の 見える

時を編む水辺の音。


転げ落ちていく

 視線を

 捕まえようとしているのか。


時の荒れた地図のなかで、

方位の消えた砂の上を

歩んでいく影を追って、

視ようとする力。


眠りに落ちる瞬間、

遠のいていく椅子、その隙間から

視られることの力に 砕かれる

あること。


滑ること

透明な雪へと

消えるような靄を抱える。


橋を渡ろうとする

走る、

悪寒に、

遠く屈折した気流。


氷の柱は溶けて清水に落ち

その 眼差しから、

すれ違うだけの昨日と今日が繋がる。


水泡のはじける音楽と渦巻く無色の

衝撃、

融けていくモニターに映る自画像。


騒音に過ぎないレモン色の唇を持つ

豊かな曲線を、描くスクランブルを渡れば

干からびたパン。

寒いだろ、

でも、

この地図は、

解凍していく見慣れた団らん。



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by soratokinokakera | 2017-11-05 21:30 | | Trackback | Comments(0)