くも

柔らかな高度の雲のなかでは
遠く赤い鼓動が跳ねている
降る重力を待つことで
乾いた皮膚の上の
最果てに囁く
明日の記憶と声 が おり か さ なる
呼吸のふかい味覚

蟻の地図を広げる初夏のそら
渇きは距離の感傷を塗り重ね
週末からの回り道に描かれる
上白糖のツヤヤカな狂騒曲
なれない密度に増殖する速度
感応の身替わり
深く 谷は 空に
無限の影を生み始めている





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by soratokinokakera | 2018-05-03 18:57 | | Trackback | Comments(0)