午後5時


貝殻の窓
硝子の泪
通り雨の裏庭から抜けだしてきた
晴れやかな水玉色の香りにふりまわされて
分かれ道の風速は鋭角の日々
触れあう光と影の波紋が瞼のうえで交差して
観るもの全ての破調を生み出していく王国
の、シグナルは瞬間
に 出会い 頭に埋め込まれ
目は頭の中で
 反転した風の色を伺う
寂れた洞窟の壁に描かれるのは出奔した世界の抜け殻

旋回する視点の窓
木洩れ日の泪
太陽の子供たちに降り立つ
のは、衝動の遊具にのった反動の揺り籠
繰り返し踊らされていく環状の季節をくぐり抜けていく
仮面の慈愛と背もたれに掛けられた自虐の報復
親和性の楽天を目指してどこまでも浸透していく
略奪を心地よく描きだす 目 と 目の間に
立ちあがっていくいくつもの鏡にふり向く視線
と、偶然の衝突とすみやかなすれ違いのひと駒を
ひもとく夕暮れのふる頃にあたたかく忍ぶ

貼られた景色に環状線を打ち込む
午後5時のクラッシュ


トラックバックURL : https://mykakera.exblog.jp/tb/27704594
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by soratokinokakera | 2018-12-09 16:42 | | Trackback | Comments(0)