カテゴリ:未分類( 1 )

沈黙の鏡

e0365964_09580313.jpeg



あおは  どこまで
海に溶けて 空を染めるのか
透明な果実
低く 照射する
オレンジの朝

沈黙の瞼のうえで反転
夢の根に広がる
鉱物の温もり
溶けて行方知らずの
朽ちた夢は ゆっくりと
褪めた月色の肌に
母の唄を刻み込む

再生への底なしの作為を秘めて
風は波長を狂わす
言葉の音色を散らす真夏の花
みることの 崩落
腐り散る眼球の細胞
沈黙の鏡の中で
エス
語り始める


by soratokinokakera | 2018-09-02 09:58 | Trackback | Comments(0)