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分離

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朝の末梢が逆立ちし
雨打つ始原の地軸は からまわり
発熱
隣人の幻影に 恋はしり

壁の空白を突き抜けて
磁場の腕力を崩す
黄金の水に浮かぶ 夜の果物

偽金作りは目覚ましを鳴り響かせて
無期限の夢に胡座をかく 空砲
起きることなく 眠りつづける
立ち退きを迫る 構図の中で

by soratokinokakera | 2019-03-30 09:36 | | Trackback | Comments(0)

ピエロ

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想像の地平線を引きよせて
遊歩者の胸に光をあてて
高層ビルの柱を傾かしては
見えない構図の揺り籠で眠る

凍り始めて見えてくる君の顔に吹く風
瞳の中で灯る 言葉の呼吸

過去は時間の偽りを眠らせ
明日の隙間へ眠りを忍び込ませる

途切れては繫がる 名を呼んで
喪失は走り去る無名の風となる

杏の花と雲の肌が結ばれた
散るまでに香る時の花道を
人々の心に伝えた
親密な合い言葉が響く弦楽
さらわれた調律の秘密

中心を追われ旅する星
一輪の太陽が沈黙を溶かす
花咲く夜

塵まみれのボタンを
掛け違えていく感情の落とし穴

残された 重力の影におびえる
ひとりのピエロになる


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by soratokinokakera | 2019-03-17 10:05 | | Trackback | Comments(0)

沸騰点

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化粧の街
方位の狂った壁にはファンタジーが咲いて
黄金の香りに絡まる視線の中で
たたんだ地図を焼く夢

重ねた 冷たい時間
灰色のベットの中で
不透明な水の話し声は
張り巡らされた地下道の修羅
眩暈の靴音に縛られて
強く結ばれては ほどけていく光と影

懐かしい 遠い景色へと
逃げては 砕かれた鏡の悲鳴に
桃源郷への ばらばら っと
みえない
同一性の 摩擦の痛みを引き摺りながら
あばかれた 果実に 新しい蜜を纏わす
暗い霧のスケッチを結晶化する

不透明の水は沸騰点へと
浮いては沈む螺旋状は
情熱のウイルス





by soratokinokakera | 2019-03-10 12:51 | | Trackback | Comments(0)

明日の朝へ

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朝の余白に 手を掛けて
時に楔を打ち舵を切る
欠けた太陽
背をよじ登る

心音の波打つ岸辺に立ち

月を描くために
塗り込んだ無限の星影
水の惑星は
時に楔を打ち舵を切る
朝の余白に 手を掛けて


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by soratokinokakera | 2019-03-03 15:38 | | Trackback | Comments(0)

曇り空に月

風が 記憶の歯車を まわし

訪れた雨音 ひんやりと 

揺らめき 街の色を削いでゆく

こころは 杖をつきながら 鋭利な棘をもち

影に揺らめく ひかりの小玉を引き裂き 

したたる優しき想いを手にして

咲き乱れる雨の音 絃を切る 無色のことば

ながい 息 さらさらと

歩む 姿を追いながら 

街の色 黄金の波に清められ

泡の衣装をはぎ取る 身体のこころは

おもねる道を塵と化し

沈黙の根は 時の重みと繋がる




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by soratokinokakera | 2019-03-03 14:48 | | Trackback | Comments(0)

心の手

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無機質へ 冷たく 硬質を歩み
熱風は瞳の中で吹き荒れる
瞼を閉ざして
荒れた地は 優しく 凍りつく
反動を肥やして
荒れた感情の曲線に曳かれていく
心の色を塗りかえる
今朝のモニターに いつもの 朝 
無機質へ 冷たく 硬質を歩み
傾斜した空の片隅にうずくまる 三日月
心の手に脅かされた 君の瞳と唇の
天と地の間には測ることの出来ない記憶の微笑みが
沈んだ道ばたの小石は物語りに触れた瞳となって
遠い風の香りが流れ
無機質へ 激しく 情動をあゆむ
バラバラに砕けた 今日の時間は
改札を通り抜けて 街の色に染まる





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by soratokinokakera | 2019-03-02 10:38 | | Trackback | Comments(0)